がんばらなくてもいいんだよ いのちの現場で働くあなたへ 絵本からの40のメッセージ
私はコロナ禍でいのちの現場でがんばっている人たちに向けて「がんばらなくてもいいんだよ」という本を書きました。
この本には40冊の絵本が掲載されています。
絵本からのメッセージを受けとり、問いに応えることで自分と向き合い、自分と対話できる本です。
つまり、絵本という道具を通して自己と対話することで、自分の事として捉え、自分の日常に引き寄せてみつめることができます。
内省化は自分への気づき、自己成長につながります。
大人が絵本?と思う人がいるかもしれません。大人はいろんな人生経験が豊かだからこそ、絵本から想像が膨らみ、自分の考えや思い、気持ちが引き出されます。
大人にとって絵本は自分の考えを深めるだけでなく、視野を広げることにもなり、想像力が豊かになります。絵本を読むことで心のスペースでき、ゆるんで、ほっとする効果もあります。
自分で内省化したら、仲間と対話してください。絵本をきっかけにすると場が和み、深く考えることができます。
コロナ禍をどう生きるか、どうやり過ごすか、今こそ「自分との対話」「他者との対話」をしましょう。
年に4回開催中の「オカン対話café」ではこの本を使い、大人が真剣に対話していきます。
本が出てからいろんな反響がありました。
妹から「本ありがとう。娘が音読してくれて、昔の話を交えながら話してお互い涙したよ。良い本になったね。」
「そのうち一泊ぐらいで二人で旅行したいね。答え合わせの旅として」と、この本のおかげで妹との旅の計画をすることになりました。
ある男性は娘たちと妻で『この絵本読んだことあるね』と子どもたちが幼い頃の絵本の話しになり家族の会話が始まったそうです。
娘からは『パラパラとオカンの短いエッセイだけを読んでいて、考え方や大事にしていることがわかった。』と言ってくれました。
本を出すことは、自分が出したいものや伝えたいことではないと感じました。
編集者が読者目線での切り口で短い文で出したことによって、読者に考える余地・余白を作っています。
本がどんどん私を超えて広がっていきます。
これからのこの本の行き先が楽しみです。
著者 岡山ミサ子(オカン)より